フィリップ・セトン駐日フランス大使
「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」は今年で11回目を迎え、日本におけるフランスのガストロノミー発展に情熱を注いでいる全ての方々に敬意を表します。作り手であるシェフと料理を楽しむ皆様が、日本におけるフランス料理の長い伝統を維持し、フランスと日本を結びつける強い絆を深めることに貢献されているのだと感じます。今回のフランス レストランウィークでは、多くのシェフやパティシエの創意工夫とプロフェッショナリズム、また情熱が発揮され、食通の舌を楽しませてくれることでしょう。彼らから創り出されるものは、フランスと日本、両国の地元食材の優れた品質と、畜産農家や野菜農家、漁師の技術の高さを称えるものでもあります。
フランス レストランウィークに参加するレストランは年々増加し、現在では日本全国に広がっています。北海道から沖縄まで、より多くの「食」を愛する全ての方々に、洗練され革新的な料理から伝統的な料理まで、フランス料理の芸術と味を知っていただく機会となっています。
コロナは、日本だけでなく世界の外食産業にも深刻な影響を与えています。だからこそ、このイベントは、私たちが直面している困難に共に立ち向かうために必要なものなのです。
この2021年度のフランス レストランウィークが、皆様に美しい発見と楽しい時間を過ごせる機会となることを願っています。