フランス大使からのメッセージ

フィリップ・セトン駐日フランス大使

2010年フランスで生まれ、毎年秋に開催している「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」は、日本におけるフランス料理の発展を支えるすべての方々に敬意を表します。テロワールの素晴らしさを発見し、食材を広めることはフランス料理に情熱を注ぐ才能あるシェフやパティシエたちにとって常に、メニューや季節を通した新しい挑戦となります。日仏両国は、ガストロノミーを愛し高品質の食材を求め、農業や料理の世界で活躍するスペシャリストたちが卓越した味覚を持つという点で共通しています。
12回目となる今回は、日本各地の魅力的な味を愛する多くの方々に、さらなる発見を提供する機会となることでしょう。北海道から沖縄まで日本全国で、フランス料理のレシピと日本の食材のマリアージュによる革新的なスタイルからクラシックなフランス料理まで発見することができるのです。
パンデミックによって外食産業が大きな打撃を受けたこの2年、フランス料理の本質的な価値であるテーブルを囲む喜びとホスピタリティの精神が再び主役になれることを嬉しく思います。すべての美食家が、新しい食の発見と出会いに恵まれる機会となることを願っています。

ダイナースクラブからのご挨拶

代表取締役社長 五十嵐 幸司

三井住友トラストクラブ株式会社

「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」のタイトルスポンサーを本年も務められることをたいへん嬉しく思います。
世界的なCOVID-19の影響は続き、食を取り巻く環境は変化し続けております。このような環境の中で、改めて「食」について立ち止まって考え、次世代へ安全な「食」を継承することの大切さ、課題の大きさについて再認識された方も多いのではないでしょうか。
ダイナースクラブは世界および日本で最初のクレジットカードであり、その名も「食事を楽しむ人(ダイナー)のクラブ」からきています。
「食」に起源をもつ私たちダイナースクラブは、本イベントをはじめ、

「食」を育んできた文化、地域、担い手にまで目を向けて「日本の食文化の応援」に取り組んでまいりました。そして今、あらためて、私たちに何ができるのか、どういった貢献が可能なのかを考え、どんなに小さな一歩であろうとも、一つ一つの機会を無駄にすることなく真摯に向き合い、同じ志を持つ皆様と手を携えて前進していきたいと考えています。
本イベントの活動、たとえば次世代を担うシェフ・生産者にスポットを当てた応援、フードロス削減への取り組みなどには、大いに共感するものがあり、ともに活動を進めていくことに誇りを感じます。
ぜひとも一人でも多くの皆様が参加され、ご家族、ご友人とともに「食」をテーマに楽しい時間、考える時間を過ごしていただけたら幸いです。