8月31日(水)に日仏ワインを堪能するディナーイベント「隠れ収穫祭」がセルリアンタワー東急ホテル(東京・渋谷)で一般客向けに開催いたしました。ペアリングは計6種で、日本を代表するワイン産地・山梨県から日本ワイン2種と瓶内2次発酵のスパークリング日本酒1種をセレクトしてフランス料理3品に合わせ、ボルドー産ワイン2種とシャンパーニュ1種を日本料理3品に合わせて堪能。<山梨県産ワインとフレンチ>、<フランスワインと日本料理>の組み合わせで、両国の美食文化が交差する前代未聞の特別ペアリング・ディナーとなりました。
料理を担当したセルリアンタワー東急ホテルのシェフ達(上写真 左から セルリアンタワー東急ホテル 総料理⻑の福田順彦氏、同ホテル「タワーズレストラン クーカーニョ」のキュイジニエ 、今年の最年少フォーカスシェフ熊谷友宏氏、同ホテル「Japanese Cuisine 桜丘」の調理長 鶴田敬氏)が挨拶した後、ワインスクールのアカデミーデュヴァン 講師 フレデリック・カユエラ氏が、ワインの楽しみ方や基礎知識をプレゼンテーション。
コースには山梨県産の日本ワインだけではなく、山梨の地どり・キノコ・野菜なども多用され、料理ごとにペアリングするお酒の説明も交えながらご参加の皆様に美食を召し上がっていただきました。日仏の美食が交差する至極のペアリング6種をご紹介します。
「甲州地どりの酒蒸し プラムとチーズの白和え添え あられ唐墨」と「マム グラン コルドン N.V」
しっとり柔らかい地どりとチーズをカラスミの濃厚な旨味が包み込んだ一品は、心地よい喉越しのシャンパーニュとともに。シャルドネのエレガンスさ、ピノ・ムニエの果実味などが素晴らしいバランスで、オーク樽熟成の複雑味や豊かさが魅力。メゾン・マム社の担当者が「宇宙で抜栓したシャンパン」の話をすると、そのロマンあるエピソードに会場が沸きました。
「山葵とフォアグラのプレッセ〜富士からの水の恵み〜」と「七賢」で知られる山梨銘醸の日本酒「アラン・デュカス スパークリング サケ」
熊谷シェフの出身地・静岡の山葵をふんだんに使った一品は、その見た目の美しさにまず歓声が沸き上がりました。同じ瓶内2次発酵の製法でも、シャンパーニュに比べ米由来のふくよかな旨味が広がり、さくらんぼのような甘酸っぱさがフランス産フォアグラと好相性。山葵が見事なアクセントとなり、その印象的な美味しさが話題になりました。
「すっぽんの玉締めと山梨夏っこきのこのお吸い物」と「レ ・フィエフ・ラグランジュ 2014年」
ボルドーのサンジュリアン村のメドック3級格付けのシャトー ラグランジュの赤ワイン。鶴田シェフが自ら「思い切って冒険してみました」と説明した、スッポンと赤ワインの珍しいペアリングにはお客様も興味津々。滋味深いスッポンの風味に、熟成の香りをまとったカベルネソーヴィニヨン主体の赤ワインが見事に調和し、その試みに称賛の声が寄せられました
「3種の味わいのお刺身」と「レ・ザルム・ド・ラグランジュ2020年」
酢〆したアジ、山梨オリジナルの「富士の介」サーモンの低温調理、風味の強い山梨産クレソン、ウニの味噌ソースがけといった和の旨味に、同じシャトー ラグランジュのソーヴィヨン・ブラン主体の白ワイン。新樽で熟した甘やかな薫香や柑橘香の感じられるフランスらしい白ワインがまるでソースのように一体化しました。
「フランス産パンタードのロティ 茸とファーロ麦添え ソース ジュ・ド・パンタード」と「山梨甲州2020年」
食べ応えのあるホロホロ鳥のローストには、日本固有の品種・甲州のワインを合わせて。山梨・勝沼の白百合醸造の「ロリアン」ブランド。柚子や橙などの和柑橘の香りのワインと、肉の旨味が心地よい美味しさ。
「カカオに閉じ込めたショコラの軽いムースとヘーゼルナッツのアイス ヴァローナのショコラソース」と非売品の「山梨マスカット・ベーリーA 2008年」
最後のスイーツには市場に出回っていない隠し酒のサプライズ。山梨の白百合醸造の「ロリアン」ブランド、マスカット・ベーリーA の熟成ワイン。甘くて苦いショコラと赤ワインの複雑で重層感のある味わいが絶妙なハーモニーで、口福フィナーレを迎えました。
「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2022」は、いよいよ今月9月23日(金・祝)から10月16日(日)までの24日間の開催!全国の参加レストランで予約受付中♪コースに合わせるドリンクは、日本ワイン?フランス産ワイン?それとも南仏のお料理に合わせてロゼはいかが?シェフやスタッフの方にも相談してみて♪レストラン検索ページでは「日本ワインあり」のお店も要チェック!!