『フレンチってどんなもの?』『レストランではどんなお料理が出てくるの?』フランス レストランウィークが注目する全国の若手シェフがフランス料理を代表するメニューレシピを大公開!レストランならではの工程やご家庭で作る際のポイントも伝授してくれますよ。王道メニューもシェフによってスタイルは様々、個性の光るレシピをお楽しみに。

フランス レストランウィークが注目する若手シェフ【山口県】igrec 石本シェフがプロならではの『パテ』レシピをお届けします!

<シェフから一言>
むつみ豚はきめ細やかなサシが入った山口県のブランド豚です。脂の口溶けが良く、冷めても美味しくいただける事から豚本来の味が楽しめるようしっとりとしたパテに仕上げました。

石本 裕紀:プロフィール
1987年山口県生まれ。工業高等専門学校卒業後、都内の飲食店へ勤務。2014年辻調仏校卒業、ベルナール ロワゾーにて研修。帰国後、都内飲食店、麻布十番「スブリム」虎ノ門「ピルエット」などを経て2018年山口県に戻り12月に独立、「igrec」を開業。

igrec(イグレック) 山口県山口市湯田温泉2-1-11

【山口県産むつみ豚のパテ】

[使用する食材]

✤肩ロース 900g
✤トントロ 300g
✤鶏レバー 200g
✤背脂 100g
✤飴色玉ねぎ 75g
✤塩 16g
✤黒胡椒 3g
✤キャトルエピス 1g
✤ブランデー、ポルト酒 15g

【1】肩ロース、トントロ、背脂を1㎝角に切る。

【2】1 と塩、香辛料を混ぜ合わせしっかり空気を抜いて一晩 マリネする(漬けこむ)

【3】鶏レバーは余分な血管を取り、一晩牛乳でマリネする

【4】2 をミンチ状にする

【5】3 をミキサーにかけ、4と飴色玉ねぎを合わせしっかり混ぜる(この時の水分量、香りを見て適量のブランデー、ポルト酒を加える)

【6】テリーヌ型に詰め、湯煎をした状態で120℃のガスオーブンで1.5時間焼く

おうちでトライ♪
金串の先端を肉の中央に差し込み、5秒程度して抜き下唇に当てて「熱い!」と感じる状態になれば加熱完了です。冷たければ10分ずつ加熱時間を増やしてください。金串がない場合は、まず表面から溢れ出る肉汁が赤くないか、そして肉の中央部分を指で押してみてしっかりと弾力がでるまで加熱してください。

【7】粗熱が取れたら型から外し、パテの片面をバーナーで炙り香ばしさをまとわせ、一週間程度寝かす

おうちでトライ♪
パテの表面の水分をキッチンペーパーでとり、しっかり冷え固まってから焼き目をつけることがポイントです。
ガスバーナーがない場合は、テフロンフライパンにオリーブオイルをひいて高温で短時間で焼き目をつけて下さい。

一週間寝かすことが出来るのはレストランの厨房環境だからこそ!ご家庭で召し上がる場合は、翌日~2日を目安に食べ切ってくださいね。

素材の旨みを感じるしっとりパテの完成!
石本シェフの【山口県産むつみ豚のパテ】皆様いかがでしたか?シェフのレシピにトライした方は     『@france_restaurant_week』 と 『#若手シェフのレストランレシピ』 をつけてインスタグラムに投稿してください ♪