フランスレストランウィークの大人気プレイベント『ラ・ターブル・ドゥ・ダイナーズクラブ@ミーレ』が、7月26日(金)27日(土)に開催されました。第ニ回は沖縄県・宮古島の更に先にある伊良部島の[紺碧ザ・ヴィラオールスイート レストラン エタデスプリ]より、渡真利シェフを迎えて、島の魅力たっぷりの特別コースをお楽しみいただきました。

孔雀のコンソメ

宮古島では害獣として駆除される孔雀を使った料理は、カッペリーニを入れて琉球文化の一つでもある「ソーメン」をイメージ。

渡真利シェフからのメッセージ

害獣、食財

イノシシや孔雀は人の手により持ち込 まれた外来種でありながら、 現在は 農作物を 荒らす害獣として 駆除 される対象となっております。人の エゴにより連れて来られて、人のエゴにより駆除され捨てられる命。自然生命を頂くことを 生業とする我々としては、この状況に疑問と憤りを 感じておりまし た。

では何ができるのか?
無益 な殺生で終わらせないこと。大切な命を 大切に頂くこと。
更に、より美味 しく人を感動させる価値のあるものにすること。それこそが 我々の 食財に対するオマージュ であ り、ガストロノミーの大事な側面 だと思うのです。
どうぞ、 滋味深い味 わいをお 愉しみください。頂く命への感謝 を込 め て。

金目鯛/コーレグース:金目鯛のムースをズッキーニで巻き蒸し、エビの煮詰めた出汁に『コーレグース』という泡盛に島トウガラシを漬けて作る調味料を入れたソースかけて。

今帰仁(なきじん)アグー/ティラザ:昨今、今帰仁アグーを大きくする為に品種改良されたものもあるが、渡真利シェフはピュアな今帰仁アグーを、アワビとのコンビネーションで提供。

フランスレストランウィークは、渡真利シェフをはじめ、沖縄から北海道まで今年全国で700以上のフレンチレストランが参加して9月20日から開催です。ぜひ、参加レストランをチェックしてみてください!