9月9日(金)コンラッド東京(東京・汐留)にて『<和食料理人×フレンチシェフ>一夜限りのガストロノミー・コラボ~Le Dîner Expression~(エクスプレッションディナー)』を開催いたしました。国内におけるフレンチシェフの情熱と留まることの無い探究心により日本のガストロノミー文化は日々進化を続けています。ダイナースクラブ フランス レストランウィークは更なるフランス料理の可能性とケミストリーを求めて、異なるジャンルの料理人を迎えた食のコラボレーションを提案!今回、三名のシェフの表現者としてのアイデンティティが融合する至高の食体験が実現しました。

写真左より、コンラッド東京モダンフレンチコラージュに2022年4月新たに着任された影山 拓磨シェフ、ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2022年フォーカスシェフ京都 Resutaurant aiより相川 浩己シェフ、和食業界よりスペシャルゲストとして銀座小十 奥田 透シェフ。

スペシャルMCには、ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2021・2022のアンバサダーである、フローラン・ダバディさんがご登場。3人のシェフ達にお料理の紹介をいただきながら、日仏のガストロノミー文化についてお話いただきました。

アミューズは3人のシェフたちのお料理が一皿にのるという、スペシャルコラボレーション!

✤【蛸(たこ)とあけぼの大豆の五目煮 】(奥田シェフ)
シェフからのコメント:「山梨県身延町で収穫されたあけぼの大豆を使った五目煮を作りました。軟らかく煮た蛸と一緒に五種類のアミューズの中で和食らしい一品をお楽しみください。」

✤【北海道産甘海老とクリスタルキャビア 】(影山シェフ)
シェフからのコメント「北海道産の甘みが強い甘エビはオレンジやレモンの柑橘の香りセビーチェ風にし、濃厚なクリスタルキャビアと合わせました。ヴィシソワーズのピュレとじゃが芋をつま状にしたサクサクのクリスピーポテトを一緒にお召し上がりください。」

✤【山梨県産スイートコーンと毛ガニ】(影山シェフ)
山梨県産の濃い味わいのスイートコーンを滑らかなピュレにし、旨味が凝縮された北海道産の毛ガニと香り高い根セロリと林檎でレムラードに仕上げ。その上にとうもろこしとフォンドヴォライユで作った焼きコーンジュレも添えて。

✤【三重県の佐藤養殖場の岩牡蠣】(相川シェフ)
こちらの岩牡蠣は独自の洗浄方法により旨みを逃さない工夫や、ウイルス検査をして安心安全な牡蠣というのが魅力とのこと。
岩牡蠣のコンフィを粗微塵にしたものとエスプーマ、ライムのゼストと木の芽のパウダーで香りづけ。

✤【帆立と大葉のクスクス】(相川シェフ)
表面を焼いた帆立と大葉の香を合わせたクスクスのサラダ。林檎をアクセントに。

お椀【シャラン鴨肉のトルテリーニ レモングラスとオレンジ】
影山シェフコメント:「シャラン鴨のコンフィと鴨のフォンとマデラワインで作ったソースフォアグラをパスタで包み、月を思わせるようなトルテリーニに仕上げ、オレンジのピュレには南高梅の梅干しを加え酸味とコクを出しました。周りの泡は白ワインにレモングラスとコブミカンの葉で香りを出しクリームを加え爽やかなエスニックな泡に仕上げました。和とのコラボということでお椀盛り付けました。」

前菜1【小舟に乗った7種類のお造里】
奥田シェフコメント:「フランス料理とのコラボレーションの中、全体の流れを崩すことなくかつ日本料理らしい一品を提供したいと考え、昆布締めを中心に七種類のお造りを考案しました。」
雲丹はウニノミクス株式会社が提供した山口県産雲丹です。

前菜2【都萬牛(とまんぎゅう) 甲州オレンジワインのソース】
牛の健康を考えてバランス良い餌を配合し、育てられた宮崎県の都萬牛を使用。脂がさっぱりしていて赤みの旨さが感じられるのが特徴。
相川シェフコメント:「ローストした牛を薄切りにすることにより、心地よい歯応えで赤みの美味しさを感じていただける様にしました。山梨県の甲州オレンジワインのソースとトマトウォーターで爽やかに仕上げました。」

温前菜  【鱧(はも) 蓮根餅(れんこんもち)黒あわび茸 青柚子(あおゆ)】
奥田シェフコメント:「コースの中でこの時期和食でしか表現できない食材は鱧料理でないかと思いました。そして鱧の頭と骨から繊細かつ濃厚なお出汁を取るのも和食ならではの表現方法ではないかと思いました。今回はもっちりした蓮根餅と山梨県産の山梨夏っ子きのこの中の黒あわび茸と平茸を選ばせていただきました。鱧、鱧出汁、きのこの調和をぜひとも楽しんでください。」

【山梨県産富士の介(ふじのすけ)のポワレ 栗とクレソン】
影山シェフコメント:「水が綺麗なところで育ったもの同士を川の流れるイメージで盛り付けました。富士の介をレアで焼き上げ繊細な食感の違いを楽しんでもらい、ソースにはレモンのサバイヨンにライムを削りかけ富士の介の味を引き出すような濃厚なソースに仕上げてあります。フランス産の栗とジロール茸は香ばしくソテーし、栗のピュレには香ばしいへーベルナッツを食感のアクセントで加えました。」

【本州鹿ロースト 山椒ソース】
相川シェフコメント:「宮崎県の豊かな自然の恵みの中で育った鹿を使用しています。捕獲後、1時間以内に処理されることで、臭みがなく旨味が強いのが特徴。山の情景を表現する山椒のソース。山椒は京都原了郭の上質な物を使っています。」

【シャインマスカットとフロマージュクリュ ジャスミンアイス】
なめらかで軽いレアチーズに山梨県の上品な香りをもつシャインマスカットを贅沢に使ったデザート。
影山シェフコメント:「シャインマスカットの大きな粒は食感も良く糖度も20度前後と高いためチーズとの相性がとても良いです。山梨県産の新鮮な牛乳をたっぷり使ったアイスクリームにはジャスミンの香りを移し、甘い豊かな香りを楽しんでいただけます。」

参加されたお客様からは「運ばれてくるどのお料理も素晴らしくて、感動しました。幸せな時間をありがとうございます。」とのお声をいただき、一夜限りのスペシャルディナー、盛況のうちフィナーレを迎えました。

当日のダイジェスト映像をイベント公式Youtubeで公開中! 映像提供:Restaurant ai

今月9月23日(金)からスタートする『ダイナースクラブ フランス レストランウィーク』でも、和食材を愛し、和の調理方法を取り入れるフレンチシェフに全国から多くご参加いただいています。日々革新している日本のガストロノミー文化を肌で感じられるこの機会をどうぞお見逃しなく!

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