ダイナースクラブ フランス レストランウィークでは、次世代の創り手や食べ手の育成活動の一環として、7月5日(水)に沖縄の高等学校調理科にて食育イベント【YOUTH & FOOD ARE OUR FUTURE@沖縄 ~ 若者たちの「食」の未来に何を残せるか ~】を実施しました。
沖縄県のフォーカスシェフ「UMITO PLAGE The Atta Okinawa aisance」(エゾンス)高坂 星也シェフが登場!シェフが信頼を寄せる沖縄の生産者「ボアのいる谷」大城 盛朝さんと共に、 地産地消、沖縄ならではの環境問題などサステナブルな活動を紹介。 日々の生活でできるアクションを生徒さんと一緒に考えました 。

高坂 星也 CHEF PROFILE
1993年2月生まれ。大学卒業後、父親が経営するイタリアンレストランに4年間勤務。フレンチに興味を持ち、東京・ミクニでパティシエと料理の技術を学び、二つ星レストランESqUISSE勤務。その後、沖縄に移住した父親がきっかけでホテル「UMITOPLAGE」開業時に父親が料理長、自身は副料理長に就任。2022年秋より渡英し現地のレストランで修業後2023年4月に日本帰国。

高坂シェフ コメント抜粋:
私は、幼い頃から父親の働くレストランで過ごす時間が長く、自分もシェフになるものなんだと思って育ちました。沖縄に移住してきたのも父がきっかけでした。ここは、離島である為、遠くから食材を仕入れる場合は、空輸、仕入れで大きな環境エネルギーを消費します。沖縄の料理人としては、地産地消に力を入れて、また食材の端材を堆肥に使うなどの工夫で、島の中で循環させてゆくことが大切だと思っています。

今年3月にイギリスの留学を終え帰国しました。日本では、少子化の影響また、職業の選択肢が多様化してきていることもあり、料理業界の次の担い手も少なくなってきています。自身が海外に行き、レストランの知名度を上げるなどして、今後、海外の人が私のレストランで働きたいと思ってもらえればと考えています。

大城さん コメント抜粋:
私は、10代の頃から自分の将来について考える機会が多く、20歳頃に海外に行き、いろいろな仕事を経験しました。日本に帰国後、琉球大学で農業を勉強し、その後、微生物の有機農業の会社での仕事を経て独立しました。

大学で、微生物について学びましたので、食品のごみを廃棄することなく、微生物で発酵させることで栄養価を高くし、土に戻した際に栄養を吸いやすくしたりと、「ごみ」になるものを有効利用した有機農業を実践しています。近くのビール工場で排出される麦の粕(かす)を発酵させて使ったり、様々な取り組みをしています。

「将来、海外に行ってみたい!」という生徒さんから高坂シェフに質問

シェフたちの話に真剣に耳を傾ける生徒さんたちは、その後、各自のサステナブルなアクションを考えました。「お皿を洗う時に洗剤を使うこと、水をたくさん使うことから見直してみる」、「自分たちでも食材を植えて、化学肥料を使わず循環させる」など、日々の生活の中で実践できるアイディアを発表いただきました。

生徒さんのアイディアに「良いポイントだね!実はレストランでも取り組んでいるんだよ」と高坂シェフ

生徒さんお待ちかねの試食の時間!高坂シェフの盛り付けを見学

高坂シェフのレストランで実際に提供されているアミューズ、カレーのスパイスが効かせた大城さんの島バナナのパウンドケーキを試食。バナナの花びらをお皿を使い、後で大城さんの畑に肥料として還元します。

「バナナの森に迷いこんだみたい!風味がすごい」「意外な組み合わせだけど美味しい!」と生徒さんから声が上がりました。

食育イベント実施の記念に、 ダイナースクラブより生徒さんたちには、 サステナブルなギフトをプレゼント

・フランス人イラストレーター Aurelie Guillereyさんの作品が表紙のワクチン寄付に貢献するノート
・「芽が出る鉛筆」(使い終わったら土に埋めると発芽する鉛筆)

当日の授業の様子は【琉球放送】RBC NEWSに紹介されました!

▼後日、生徒さんから高坂シェフと大城さんに宛てられた感想文

ダイナースクラブ フランス レストランウィークは農林水産省が取り組むニッポンフードシフトの推進パートナーです!食品ロス削減国民運動に参加し、サステナブルなメッセージを発信します。10月は農林水産省が定める「食品ロス削減月間」です。

NIPPON FOOD SHIFT ニッポンフードシフト NO-FOODLOSS PROJECT 食品ロス削減国民運動

「食」のサステナブルに取り組むレストランも多数参加!全国の参加レストラン情報はこちら!